Sanspo > 2004/03/09 ベール脱いだZARD、5000人ファン丸の内大合唱
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200403/gt2004030901.html 坂井泉水率いるロックユニット、ZARDが8日、東京・丸の内の東京国際フォーラムでコンサートを行った。デビュー14年目にして初の全国ツアーの東京公演初日で、坂井は16人のバンドメンバーを従えて、26曲を力強く熱唱。「いつも言葉を大切に歌ってきました。その思いを聴いてください」と5000人に訴え、14年間の思いのたけを歌で伝えた。〔写真右:可憐な素顔をついに一般ファンに公開した坂井泉水。澄み切った歌声で5000人のファンを感動させた。同下:大型スクリーンに映し出された坂井の姿。歌詞の字幕に合わせて大合唱がわき起こった〕
◇♪揺れる想い 体じゅう感じて
坂井の伸びのある澄み切った歌声が、力強く響き渡った。14年間、謎のベールに包まれていたZARDが、ついにその姿をファンの前に現し、ナマ歌を披露した。
ダークスーツにパンツルック、そしてポニーテール。左手はしっかりとスタンドマイクを握り、右手を感情のままに時折動かしながら、爽やかな表情で熱唱した。これまで横顔しか明かしてこなかった坂井だが、イメージ通りの姿がそこにあった。
5000人のファンはオープニング曲の「揺れる想い」から総立ちで、サビの部分では早くも大合唱が巻き起こった。それほど、ファンもこの日を待ちわびていた。坂井は「ZARDのライブへようこそ。きょうは最後まで楽しんでいってください」とあいさつ。最新曲「もっと近くで君の横顔見ていたい」では「いつも言葉を大切に歌ってきました。その思いの詰まった曲です」と紹介するなど、作詞家としての思いも伝えた。
披露曲は「心を開いて」「愛が見えない」「マイフレンド」「負けないで」などベスト盤的選曲で畳み掛けた。ニューアルバム「止まっていた時計が今動き出した」からも3曲を歌い上げ、1時間40分のステージで計26曲(インストゥルメンタル3曲)にも及んだ。
ZARDとは坂井を中心としたプロジェクト名で、他の固定した正式メンバーは存在しない。この日は、エレキギター3人、生ギター2人、バイオリンなど精鋭16人を従え、厚みのあるサウンドを実現。楽器だけで11トントラック1台分というから、音にこだわり続けた坂井の並々ならぬ意気込みが感じられた。
ZARDは平成11年8月に豪華客船を借り切り、ベスト盤の購入者600人を招待して船上ライブを行ったことがあったが、緊張して歌詞を忘れるハプニングもあった。この日は最後までしっかり歌い切り、本格的なライブ初体験とは思えない声量たっぷりの歌声で魅了した。